トラブルに合わないために、私たちでできることがいくつかある。オンライントラストマークや、プライバシーマークを参考にし、業者の選択に気を配る。これらのマークの確認は当然やるべきことのひとつであろう。そして、代金決済方法もしっかりと確認しよう。前払いや代引きは、相手側に悪意があれば代金を持ち逃げされる危険もあるので、お勧めできない。またクレジットカード決済(電子決済)は相手側のセキュリティ面に特に気を配らなければならない。相手側に悪意が無くとも、個人情報を盗まれる場合もあるからだ。そして、申し込み確認画面で、数量、大きさなどのミスがないか確認する。これによって、二重注文などは抑えられるだろう。また、業者から届く承諾通知書を確認することも必要である。また、これは電子商取引には限らないことだが、個人情報の流出、パスワード管理等には日ごろから気を配らなければならない。また、これも日常生活にも通じることだが、悪徳商法に注意すること。そして、トラブルに合ったときには自分で抱え込まず公的機関へ相談すること。
そして、お店選びとして具体的に何点か挙げておきたい。第一は、個人情報の扱い方であるプライバシーポリシーを提示していること。プライバシーポリシーとはそのホームページが入手した個人情報をどのように管理し利用するかを明示したものである。これを見ることでその店のデータ保護の基本姿勢が分かる。そして商店側の住所、連絡先、責任者の名前、返品や代金支払いの方法が明記しているかどうか。個人情報保護のためのセキュリティ(SSLやSET)を使用しているかどうか。プライバシーマークの有無。個人情報の取扱に適切な保護処置を取っている証拠である。オンライントラストマークの有無。オンライントラストマークがあることは、その店が事業者としての信頼度が認められている証拠である。オンライントラストマークについては、偽造されたものもあるので、マークをクリックして確認するべきである。マークをクリックして、その事業者の概要、オンラインマーク制度の概要、日本通信販売協会、消費者窓口などが表示される設定画面があらわれる。そこにオンラインマークが付与されたドメイン名が記載してありますので、実際にアクセスしたURLと同じかどうか確認することが可能である。