三田農村部における共助のシステム
発表者:金森靖洋(総4)、上野龍平(同)、米田真規子(総3)、室麻衣子(同)
ニノミヤ研究演習での一つの研究対象である三田市農村部における、相互扶助システムを分析、その具体的なつながりを提示することで、説くに福祉分野での農村の試みを調査していく。この事は、現在説くに都市部で必要とされる福祉のあり方への重要な参考となる。資料としてはOHCによるMappingの結果を付属する。
六甲IS.における復興住宅の状況
発表者:六反田崇(総4)、青木省一郎(同)、西山理恵(同)
阪神淡路大震災後の住民のコミュニティーを中心に、仮設住宅から復興住宅に移った後の生活環境を調査、分析したものを発表する。
Japanese Doctor
発表者:金山浩子(総4)
日本が「お医者さま」を、どのようにつくりあげているのか。あなたが求めている「医者」は、どんな医者でしょうか。この二つの間には、溝があるようにおもいます。なぜ、溝ができるのでしょう?どうにか、この溝を埋めることはできないものでしょうか?
生殖操作と生命倫理
発表者:平瀬菜穂子(総4)
最近、注目され始めた生命倫理は主に脳死、安楽死などとワンセットで語られることが多いです。私はその死とは対極にある生命の誕生にまつわる生命倫理を扱います。出生前診断、体外受精などが、日本ではどの様に受け入れられるか、諸外国との比較を含めて発表します。
教育の情報化
発表者:仲田周祐(総4)
今日の学校教育の問題点を踏まえ、その解決策として、「情報化=対話化・コミュニケーション化」という視点から、情報・通信技術の教育への利用とその可能性について論じる。事例を通じて、具体的なアプリケーションや支援のための政策についても併せて考察する。将来の政策主体として、よりよく生きる市民を育成することの重要性について、共に考える機会として頂ければ幸いである。
世界はどこまで協調できるのか? -グローバル・ガヴァナンス設立の可能性について-
発表者:松田貴志(総3)、吉川真美子(同)、家弓新之助(同)、山辺伸二(同)、渡拓也(同)
対立と協調。協調の前には必ず対立が存在する。先のCOP3・4もその例外ではないだろう。各国の主張は鮮やかな対立の構図を描き出していた。その対立をどう調整すれば、協調を導き出す事ができるのか?またそれは可能なのか?国際政治学の2大思想であるリアリズム・リベラリズム双方の理論からCOP3・4を分析し、最近、学会で議論されている、協調の究極的形態としてのグローバル・ガバナンス設立可能性について提唱する。
国際金融における市場システムの限界と求められる制度
発表者:石坂桃枝(経3)、和田将幸(経4)、佐原義徳(同)、金川貴志(経3)、寺田卓司(同)
近年頻発するようになった通貨危機と国際金融システムの動揺は、自由主義に基づく市場システムの限界を示している。特に、ヘッジファンドに代表される投機的行動の増加は、従来の市場の原理に基づく国際金融の運営を破綻させようとしている。今後、安定的に国際金融を運営するためには、新たな制度的枠組みが必要とされる。発表では、現状の金融システムが抱える問題点と、求められる新たな金融システムについて考える。
ネットワーク社会による[ゆるやかな共同体]の形成
発表者:池田広二郎(総4)
近年の情報化・インターネットブームにより、従来からの共同体(コミュニティ)のあり方が大きく変わってきている。従来のいわゆる村社会・縦社会から、縦横無尽のつながりの和が大きく広がってきているのである。それらを歴史的背景や、自らが参加するコミュニティでの出来事を基に検証してみたいと思う。
情報ネットワーク時代の"住民"参加
発表者:佐々木寿志(総4)
地方分権の時代にあって地域住民の「参加」は不可欠だが、会合に集まったり、合意形成までに時間を要すなどまた様々なコストを伴う。それらを「情報化」によって克服しようとしている地域を取り上げ、情報化時代の地方分権における住民参加をみていく。併せて地域情報化がどう住民参加を促進し、既存のコミュニケーション体系にどうインパクトを与え、どう地域を活性化していったかについて都市政策の視点から考えていきたい。
ネットワーク社会で過疎は解決できるか
発表者:真鍋智一(総3)
過疎化の進行を止めようとして高度情報化政策を採用した富山県山田村は、本当に過疎の解決に向かっているのか。情報化によって生まれた山田村を中心とする「ゆるやかな共同体」がどのように村の活性化に役に立つのか。情報化と過疎問題を検証したい。
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